2 days in Paris : 外国人からみたパリ
すっかり冬めいてきたパリ。
お散歩もいいけど、暖かい映画館でゆっくり映画鑑賞というのがこの季節のデートの定番になるんでしょうかね?
といいつつ、私は一人で昼間に行ってきましたが^^
さて、今回はかわいくてお洒落で笑えるフレンチコメディをご紹介。
フレンチコメディと言っても、確かアメリカ・ドイツ資本だったっけ?(かなりあやふや)でもなぜパリかっていうと、題名からもわかる通り、パリをテーマにした、しかも生粋のパリジェンヌが撮った作品だからです。
「2 days in Paris 」

監督、脚本、音楽(全部じゃないけど)、そして主演までもこなすのは「トリコロール・白の愛」、「キリング・ゾーイ」、「GO GO LA」で有名な(ってフランス映画ファンの中だけですが)ジュリー・デルピー。
知らない方はこちら。
http://belle-onweb.net/julie_delpy/info/index_info.html
3月に日本でも公開される予定なのでお楽しみに!「日本の配給会社が一番に買った」とかって喜んでました、ジュリーさん。
天使のようなな顔で結構きわどいことをしたり、言ったりするのが妙に魅力的な女優さん。 女ながらに、あの天使の笑顔と悪魔の微笑みにすっかり惑わされ、トリコロール以来のファンでした。私の中ではちょっとイカレタ天使のイメージ。
デビュー作がゴダールの作品だったりして、売れてる女優さんだったのに、最近見ないな~と思ってたら、アメリカに渡って映画学校に行って、自主制作映画作って、しかも音楽やったりもして、うん、かわいいだけじゃなかったのです。
正直、ジュリー見たさにいったので、あんまり期待してなかったのですが、意外や意外、悪くなかった!
ストーリーは:
NYで写真家やってるジュリーとアメリカ人の彼がヨーロッパ旅行に来て、最後の2日間をパリのジュリーの実家で過ごし、そこで彼はジュリーの知らない一面を見て…という単純なお話。
映画のサイトはこちら。トレーラーも見れます。
http://www.2daysinparisthefilm.com/
まあ、ありがちな、ちょっとドタバタのカルチャーショック、ロマンチックコメディなんですが。結構笑えました。
国際カップルや、フランスに暮らしたことのある人なら「わかる、わかる、そう、そう!」の連続。フランス人観客も爆笑、失笑、苦笑。 私はアメリカ人の彼氏の立場に身を置き換え…「笑うなよ!こっちも頑張ってるんだよ!」と時には過去を思い出し怒りが沸沸…。
フランス人、いや、フランス男とフランス女の習性、アメリカ人とのギャップなんかがステレオタイプ気味に描いてあるけど、正直、当たっています。
フランスユーモア満載(皮肉と下ネタ、人を小馬鹿にする)の食卓での会話とか、TAXIでのやりとりとか、いつでもどこでも誰と一緒の時でも常にナンパしてるフランス人とか、メトロの男とか。ある、ある、ある!の連続。
いや、こーして改めてみると、フランス人ってすごいです。年中無休、生涯現役。怖いもんなし。
自分の憂さ晴らしの悪戯を正当化してもっともらしく語るとことか。うわ~~~、「なんちゅー自己チューな奴」みたいな…
さすが「お」フランス人様^^。
これを生粋のパリジェンヌのジュリーが描いてるんだから本人たちも自覚してやってるんでしょうね。
多少大げさには描いてますが、パリジャン・パリジェンヌの習性を知りたい人はこれで十分学べます。(ってこんなのばっかじゃないのでご安心を)
少し太って、ビン底メガネのジュリーさんに最初少しがっかりしたけど、やっぱり彼女は魅力的でした。
嘘つきで浮気症で講釈たれで切れやすいフランス女の典型だけど、でもジュリーさんが演じるとなんだか許せてしまう。
いや、やっぱりフランス女性ってよくも悪くも「女」を体現しているので魅力的なのかも…と思ってしまった。悔しながら。
ちなみに両親を演じているのはジュリーの実の両親、猫もジュリーのもの。ジュリーワールド満載なのであります。
作品的には上記の3作のほうが好きですが、ジュリーさんのコメディセンス、悪くないです。
フランス映画は重い…と避けている方、この辺りから入るといいかも…って書きながら、思い出した。これはいわゆるフランス映画ではなかったのだ。NYに住むフランス人がフランスとNYのエスプリを混ぜて作った作品。映画の中でも英語とフランス語が入り乱れる。
ま、どこの国の映画なんてことは気にせずに、気が向いたら観てみてください。パリ好きには必見かな。
理想化されてないパリの本当の姿ってことで(いわゆるお洒落な恋愛映画ではありません)、見る価値ありです。
では、また来週!
(Hiroko)
お散歩もいいけど、暖かい映画館でゆっくり映画鑑賞というのがこの季節のデートの定番になるんでしょうかね?
といいつつ、私は一人で昼間に行ってきましたが^^
さて、今回はかわいくてお洒落で笑えるフレンチコメディをご紹介。
フレンチコメディと言っても、確かアメリカ・ドイツ資本だったっけ?(かなりあやふや)でもなぜパリかっていうと、題名からもわかる通り、パリをテーマにした、しかも生粋のパリジェンヌが撮った作品だからです。
「2 days in Paris 」

監督、脚本、音楽(全部じゃないけど)、そして主演までもこなすのは「トリコロール・白の愛」、「キリング・ゾーイ」、「GO GO LA」で有名な(ってフランス映画ファンの中だけですが)ジュリー・デルピー。
知らない方はこちら。
http://belle-onweb.net/julie_delpy/info/index_info.html
3月に日本でも公開される予定なのでお楽しみに!「日本の配給会社が一番に買った」とかって喜んでました、ジュリーさん。
天使のようなな顔で結構きわどいことをしたり、言ったりするのが妙に魅力的な女優さん。 女ながらに、あの天使の笑顔と悪魔の微笑みにすっかり惑わされ、トリコロール以来のファンでした。私の中ではちょっとイカレタ天使のイメージ。
デビュー作がゴダールの作品だったりして、売れてる女優さんだったのに、最近見ないな~と思ってたら、アメリカに渡って映画学校に行って、自主制作映画作って、しかも音楽やったりもして、うん、かわいいだけじゃなかったのです。
正直、ジュリー見たさにいったので、あんまり期待してなかったのですが、意外や意外、悪くなかった!
ストーリーは:
NYで写真家やってるジュリーとアメリカ人の彼がヨーロッパ旅行に来て、最後の2日間をパリのジュリーの実家で過ごし、そこで彼はジュリーの知らない一面を見て…という単純なお話。
映画のサイトはこちら。トレーラーも見れます。
http://www.2daysinparisthefilm.com/
まあ、ありがちな、ちょっとドタバタのカルチャーショック、ロマンチックコメディなんですが。結構笑えました。
国際カップルや、フランスに暮らしたことのある人なら「わかる、わかる、そう、そう!」の連続。フランス人観客も爆笑、失笑、苦笑。 私はアメリカ人の彼氏の立場に身を置き換え…「笑うなよ!こっちも頑張ってるんだよ!」と時には過去を思い出し怒りが沸沸…。
フランス人、いや、フランス男とフランス女の習性、アメリカ人とのギャップなんかがステレオタイプ気味に描いてあるけど、正直、当たっています。
フランスユーモア満載(皮肉と下ネタ、人を小馬鹿にする)の食卓での会話とか、TAXIでのやりとりとか、いつでもどこでも誰と一緒の時でも常にナンパしてるフランス人とか、メトロの男とか。ある、ある、ある!の連続。
いや、こーして改めてみると、フランス人ってすごいです。年中無休、生涯現役。怖いもんなし。
自分の憂さ晴らしの悪戯を正当化してもっともらしく語るとことか。うわ~~~、「なんちゅー自己チューな奴」みたいな…
さすが「お」フランス人様^^。
これを生粋のパリジェンヌのジュリーが描いてるんだから本人たちも自覚してやってるんでしょうね。
多少大げさには描いてますが、パリジャン・パリジェンヌの習性を知りたい人はこれで十分学べます。(ってこんなのばっかじゃないのでご安心を)
少し太って、ビン底メガネのジュリーさんに最初少しがっかりしたけど、やっぱり彼女は魅力的でした。
嘘つきで浮気症で講釈たれで切れやすいフランス女の典型だけど、でもジュリーさんが演じるとなんだか許せてしまう。
いや、やっぱりフランス女性ってよくも悪くも「女」を体現しているので魅力的なのかも…と思ってしまった。悔しながら。
ちなみに両親を演じているのはジュリーの実の両親、猫もジュリーのもの。ジュリーワールド満載なのであります。
作品的には上記の3作のほうが好きですが、ジュリーさんのコメディセンス、悪くないです。
フランス映画は重い…と避けている方、この辺りから入るといいかも…って書きながら、思い出した。これはいわゆるフランス映画ではなかったのだ。NYに住むフランス人がフランスとNYのエスプリを混ぜて作った作品。映画の中でも英語とフランス語が入り乱れる。
ま、どこの国の映画なんてことは気にせずに、気が向いたら観てみてください。パリ好きには必見かな。
理想化されてないパリの本当の姿ってことで(いわゆるお洒落な恋愛映画ではありません)、見る価値ありです。
では、また来週!
(Hiroko)
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