2010映画祭リポート⑬:磯村一路監督特集&トークその4
さて、お待ちかね!の「瞬 またたき」の制作裏話です。
トークその1はこちら。その2はこちら。その3はこちら。

原作がある作品の映画化をする際の苦労は?
「瞬 またたき」に関しては、原作者の人が、小説と映画のシナリオは違ってかまわないという基本的なことをきちんと理解してくださっていたので、本質は変えずに舞台や季節を変えることなどは問題なく了解してくれた。
ベストセラーの映画化は、読者も多いし、熱狂的なファンも多いのでやりにくい。
まずは、キャスティング。俳優さんはTVドラマのせいで非常に忙しくて、スケジュールが合う方で原作のイメージに合う方を見つけるのは至難の業。だから、キャスティングや、読者の作品への思いに映画が追い付いてないというのはよくある。
なので、原作を探す場合は、売れてない作品や、短い作品を探すようにしている。
そうすると、映画の出資者は、「誰の作品なの?」と文句を言う。
今は原作の争奪戦で、最近は特に出版社の方も映画化担当者を置いてる位で、厳しく対応するようになっている。
主演の北川景子さんの素顔は?
俳優さんは勘のいい方が多く、特に女優さんは考えずにすっと入りこんで演技する方が多い。北川さんももちろん勘はあるが、彼女は頭のいい方で、原作を読みこんでしっかり考えて入り込んでいくタイプ。
トラウマを抱える役だったので心理医学的な本を参考にと渡したらしっかり読んで勉強していた。
彼女が演じる主人公の女性は本当に普通の女の子なので彼女とは全然違う。女優さんは我が強い人が多く、そうでないと女優なんてできない。彼女もそうだが、一生懸命普通の女の子を演じてくれていた。
舞台や、時期などの変更の理由は
多摩川を北海道に変えたのは、多摩川だと交通量が多く4~50人の大所帯での撮影が困難だから。原作者からは川沿い、土手というロケーションだけは押さえてほしいといわれたので、川のある場所を探した。
場所が変わるのはこういった撮影上の理由から。
夏の花火大会が桜の満開の時期に変わったのは、主役二人のスケジュールの問題から。花火をとるか、二人をとるかの選択で二人をとった。
交差点での事故をトンネル内でに変えたのは、街中の交差点で撮影するのはまず許可が下りないし、大変だから。CG処理で背景を変えるのもできたが、それだと臨場感がない。
なので、北海道なら使ってない道があるだろうと思い探すと、実際いい場所が見つかった。
映画を撮る時は、自分の思う場所で撮れないのが当たり前。そこをどう乗り越えるかが映画作りの難しさ。
現実に映像化するということで、様々な変更を余議なくさせられるのが小説の映画化ですが、「瞬 またたき」の中で、逆にここだけは変えられないと思ったところは?
主人公の女性は、事故の後、事故の記憶を忘れてしまうが、記憶として、「またたく」ものがある。そこに何か大事なものがあると感じ、恐怖と悲しみのあまりなくしてしまった記憶を取り戻す努力をする。それがいいのかどうかはわからないが努力する。というのが小説の核の部分でここは大事にしました。
最後に、若手監督、未来の制作者に向けてメッセージ、アドバイスをお願いします。
私の青春時代は映画制作は本当に困難だったが、今は小さな画面から大きな画面まで制作機会は増えている。これからもソフトの需要は増えていると思うので、30半ば位までは夢を諦めないで頑張ってほしい。
(トークリポートおわり!)
できるだけリポートするように努めましたが、省略している箇所もあります。
磯村監督の穏やかで真摯なお人柄がにじみでるトークに観客の皆さんも真剣に聞き入っていました。
磯村監督、素晴らしい一時を有難うございました!
次回のリポートは、交流会の様子です。お楽しみに~。
(hiroko)
トークその1はこちら。その2はこちら。その3はこちら。

原作がある作品の映画化をする際の苦労は?
「瞬 またたき」に関しては、原作者の人が、小説と映画のシナリオは違ってかまわないという基本的なことをきちんと理解してくださっていたので、本質は変えずに舞台や季節を変えることなどは問題なく了解してくれた。
ベストセラーの映画化は、読者も多いし、熱狂的なファンも多いのでやりにくい。
まずは、キャスティング。俳優さんはTVドラマのせいで非常に忙しくて、スケジュールが合う方で原作のイメージに合う方を見つけるのは至難の業。だから、キャスティングや、読者の作品への思いに映画が追い付いてないというのはよくある。
なので、原作を探す場合は、売れてない作品や、短い作品を探すようにしている。
そうすると、映画の出資者は、「誰の作品なの?」と文句を言う。
今は原作の争奪戦で、最近は特に出版社の方も映画化担当者を置いてる位で、厳しく対応するようになっている。
主演の北川景子さんの素顔は?
俳優さんは勘のいい方が多く、特に女優さんは考えずにすっと入りこんで演技する方が多い。北川さんももちろん勘はあるが、彼女は頭のいい方で、原作を読みこんでしっかり考えて入り込んでいくタイプ。
トラウマを抱える役だったので心理医学的な本を参考にと渡したらしっかり読んで勉強していた。
彼女が演じる主人公の女性は本当に普通の女の子なので彼女とは全然違う。女優さんは我が強い人が多く、そうでないと女優なんてできない。彼女もそうだが、一生懸命普通の女の子を演じてくれていた。
舞台や、時期などの変更の理由は
多摩川を北海道に変えたのは、多摩川だと交通量が多く4~50人の大所帯での撮影が困難だから。原作者からは川沿い、土手というロケーションだけは押さえてほしいといわれたので、川のある場所を探した。
場所が変わるのはこういった撮影上の理由から。
夏の花火大会が桜の満開の時期に変わったのは、主役二人のスケジュールの問題から。花火をとるか、二人をとるかの選択で二人をとった。
交差点での事故をトンネル内でに変えたのは、街中の交差点で撮影するのはまず許可が下りないし、大変だから。CG処理で背景を変えるのもできたが、それだと臨場感がない。
なので、北海道なら使ってない道があるだろうと思い探すと、実際いい場所が見つかった。
映画を撮る時は、自分の思う場所で撮れないのが当たり前。そこをどう乗り越えるかが映画作りの難しさ。
現実に映像化するということで、様々な変更を余議なくさせられるのが小説の映画化ですが、「瞬 またたき」の中で、逆にここだけは変えられないと思ったところは?
主人公の女性は、事故の後、事故の記憶を忘れてしまうが、記憶として、「またたく」ものがある。そこに何か大事なものがあると感じ、恐怖と悲しみのあまりなくしてしまった記憶を取り戻す努力をする。それがいいのかどうかはわからないが努力する。というのが小説の核の部分でここは大事にしました。
最後に、若手監督、未来の制作者に向けてメッセージ、アドバイスをお願いします。
私の青春時代は映画制作は本当に困難だったが、今は小さな画面から大きな画面まで制作機会は増えている。これからもソフトの需要は増えていると思うので、30半ば位までは夢を諦めないで頑張ってほしい。
(トークリポートおわり!)
できるだけリポートするように努めましたが、省略している箇所もあります。
磯村監督の穏やかで真摯なお人柄がにじみでるトークに観客の皆さんも真剣に聞き入っていました。
磯村監督、素晴らしい一時を有難うございました!
次回のリポートは、交流会の様子です。お楽しみに~。
(hiroko)
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