ひめじ国際短編映画祭日記③加藤久仁生特集

さて皆様おまちかね!の加藤久仁生特集

彼の最新作「つみきのいえ」は世界最高峰のアヌシー国際アニメーションフェスティバル
短編部門でのグランプリに続き、8月に開催された広島国際アニメーションフェスティバル
ではヒロシマ賞、観客賞のダブル受賞という快挙を成し遂げました。

「或る旅人の日記」(昨年も上映させていただきました)で既に加藤監督ファンの私でしたが、
アヌシーで「つみきのいえ」を鑑賞し、感動の涙を流した後は…ファンを通り越し加藤久仁生
監督LOVEに(笑)。こんな優しい世界を創りだせる監督にいつかお会いできることを願いつつ
「加藤久仁生特集」を組んでみました。

ひめじ国際短編映画祭日記③加藤久仁生特集
 MTV art break “花の音”
 1分/2004年
 ⓒMTV ART BREAK PROJECT

 英国MTVのart-breaksというプロジェクトの為に制作した30秒スポット。


ひめじ国際短編映画祭日記③加藤久仁生特集
 或る旅人の日記 “真夜中の珈琲屋” 
 2分26秒/2003年/アヌシー国際アニメーションフェスティバル2004入選
 ©ROBOT

 静かな夜。町外れの珈琲屋でくつろぐ旅人は、コーヒーカップの中に不思議な影を見る。


ひめじ国際短編映画祭日記③加藤久仁生特集
 NHK教育 英語であそぼ  “おどれタイポ e”1分/2003年
 © NHK・NED

 「e」の発音を音楽に合わせて表現したアニメーション。


ひめじ国際短編映画祭日記③加藤久仁生特集
 或る旅人の日記 “月夜の旅人”
 2分54秒/2003年/アヌシー国際アニメーションフェスティバル2004入選
 ©ROBOT

 砂漠で眠りにつこうとするロドル。
 満月が出たその夜、旅人の目の前を不思議な人影が横切る。


ひめじ国際短編映画祭日記③加藤久仁生特集
 ベネッセ おやこえいごほっぷ All around the kitchen 
 2分/2006年
 ©Benesse Corpration

 森の中のちいさな家。その中では、ニワトリの夫婦が歌にあわせて踊っていました。

 
ひめじ国際短編映画祭日記③加藤久仁生特集
 或る旅人の日記 “花と女”
 3分58秒/2003年/アヌシー国際アニメーションフェスティバル2004入選
 ©ROBOT

 とある駅の待合室。ベンチで眠る旅人に、風が不思議な出会いをもたらす。


ひめじ国際短編映画祭日記③加藤久仁生特集
 The Apple Incident
 2分4秒/2001年

 ある日、空から林檎が降ってきた。人間社会の不安と再生を象徴的に描く短編作品。

 
ひめじ国際短編映画祭日記③加藤久仁生特集
 或る旅人の日記 “赤い実”
 5分48秒/2004年/アヌシー国際アニメーションフェスティバル2006パノラマ上映 
 ©ROBOT

 ある日の昼下がり、木陰に佇む旅人が辺りを眺めると、魅惑的な味の赤い実があった。
 6話のシリーズとは違う雰囲気をもった「或る旅人の日記」DVD収録用の作品。

 
ひめじ国際短編映画祭日記③加藤久仁生特集
 つみきのいえ 
 12分3秒/2007年/アヌシー国際アニメーションフェスティバル2008短編部門グランプリ
 ©ROBOT

 まるで「積み木」のような家。海面が、どんどん上がってくるので、家を上へ上へと
 「建て増し」続けてきました。
 そんな家に住ん でいるおじいさんの、家族との思い出の物語。

 長澤まさみによるナレーションなしのバージョンです。
 言葉に頼らず、絵と音楽のみで訴えかけるので私はこちらのほうが好みかな。


加藤久仁生特集を目指して遠方から来てくださっファンの方々だけでなく、初めての方にも
大変好評だったプログラム。
アンケートの「一番気に入った作品は?」の答えでは「加藤久仁生全部」という声も多数あが
っていました。以下参考までに。

「加藤久仁生特集がよかった」
「つみきのいえ」が素晴らしかった、泣けた」
「つみきのいえがナレーションなしバージョンで新鮮だった」
などなど。

「つみきのいえ」は、pieces of love Vol.1 つみきのいえとして10月24日にDVD販売されます!見逃した方はこちらで!

もちろん或る旅人の日記のDVDもお忘れなく。

最後に、素晴らしい作品で私たちの心を癒してくださった加藤監督、また、「加藤久仁生特集」
の上映依頼を快く受けてくださり、急な依頼であったのにも関わらず迅速丁寧な対応をしてく
ださったROBOTの皆様に心より感謝いたします。

加藤久仁生監督の次回作(監督、よろしくお願いします!)とともに「加藤久仁生特集第2弾」が
組めるように頑張りますので皆様、今後も姫路国際短編映画祭の応援をよろしくお願いいたします!


次回は「地球旅行プログラム」のレポートです。


by Hiroko





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Posted on 2008年10月04日│コメント(0)

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