ひめじ国際短編映画祭日記②世界のアートアニメーション
さて初日の8月2日土曜日、最初のプログラムは「世界のアートアニメーション」。
土曜の午前中ということで大人も子供も楽しめるアートアニメーションのプログラム。
日本ではあまり馴染みのないアートアニメーション。
かくいう私もフランスに来て、仕事で出会ってはまったクチ。
今では日曜の朝なんかに子供たちに交じって巨匠の名作なんかを観ています^^。
「王様と鳥」のポール・グリモーなど、日本が誇るジブリアニメに多大な影響を与えた
優れた作家を多く輩出しているフランス。フランスだけでなく、ヨーロッパ、特に東欧で
は日本とままた違ったアニメーションの伝統が根付いてます。
セルアニメが中心の日本アニメと違って使う素材も手法も様々。
日本の有名なアニメ作家に与えた影響は図り知れません。
巨匠の作品はいずれ紹介するとして(できるように頑張ります!)、まずはヨーロッパ
の若手の作家の作品をご紹介。
Rebelle
Marc Levie/6分/2006年/ベルギー
美しいけれど単調なバッハの旋律に退屈している“音符”のミノ。
音符界の異端児ミノが反乱を起こしたら…?
Bicycle
吉田悠/2分43秒/2007年/日本
少女が自転車に乗っている。
ただそれだけだけど、それだけのことに浸れるから世界は豊になっていく。
Tôt ou tard
Jadwiga Kowalska /5分/2008年/スイス/
アヌシー国際アニメーションフェスティバル2008 入選
昼の世界に住むリスと夜の世界に住むコウモリ。
世界の歯車が狂って、出会わないはずのリスとコウモリが出会ったら…?
Premier voyage(仮題:初めての旅行)
Grégoire Sivan/10分/2007年/フランス/
クレルモン・フェラン国際短編映画祭2008 入選
10か月の娘と二人で旅行することになった新米パパ。
無事に妻の待つ目的地に辿りつくことができるのか?
初めての“二人きり”を体験する新米パパの奮闘記。
Love and War
Fredrik Emilson/14分3秒/2007年/スウェーデン/
アヌシー国際アニメーションフェスティバル2008 入選
戦争によって引き裂かれるパイロットと看護婦の美しくも悲しい愛の物語。
世界初のオペラアニメーション!
「アートアニメーション」という馴染みのないジャンルだけに「お客さんは来て
くれるかしら…」と不安いっぱいでの会場。
結果は・・・(アンケートより特に多かったコメントを紹介)
「短いので子供も飽きずに観れてよかった」
「Rebelleがとても楽しくてよかった、目の付け所がよかった」
「素敵な音とともに流れる映像にに引き込まれた、ありがとう」
などなど、嬉しいお言葉が。
次々に埋まっていく会場を眺めながらスタッフ安堵の涙。
そして退場者も少なく、次の「加藤久仁生特集」と2プログラム連続で観られる方も多く
いらっしゃいました。
親子室で小さい子供さんと一緒にゆっくりと鑑賞された方も。
小さな子供と一緒ではなかなか映画館に行けないと嘆かれるお母様方のいい気分転換
になられたという話も後日ちらほら。
子供は子供、大人は大人の感性で楽しめるアートアニメーション。
来年度も素敵な作品を紹介できるように頑張りますのでお楽しみに!
素晴らしい作品を提供してくださった監督の皆様、ありがとうございました!
次回は大好評だった「アートアニメーション 加藤久仁生特集」のレポートです!
アヌシーに続き、広島国際アニメーションフェスティバルでも受賞の加藤監督の「つみきのいえ」を
日本初上映しました!
(by Hiroko)
土曜の午前中ということで大人も子供も楽しめるアートアニメーションのプログラム。
日本ではあまり馴染みのないアートアニメーション。
かくいう私もフランスに来て、仕事で出会ってはまったクチ。
今では日曜の朝なんかに子供たちに交じって巨匠の名作なんかを観ています^^。
「王様と鳥」のポール・グリモーなど、日本が誇るジブリアニメに多大な影響を与えた
優れた作家を多く輩出しているフランス。フランスだけでなく、ヨーロッパ、特に東欧で
は日本とままた違ったアニメーションの伝統が根付いてます。
セルアニメが中心の日本アニメと違って使う素材も手法も様々。
日本の有名なアニメ作家に与えた影響は図り知れません。
巨匠の作品はいずれ紹介するとして(できるように頑張ります!)、まずはヨーロッパ
の若手の作家の作品をご紹介。
Rebelle
Marc Levie/6分/2006年/ベルギー
美しいけれど単調なバッハの旋律に退屈している“音符”のミノ。
音符界の異端児ミノが反乱を起こしたら…?
Bicycle
吉田悠/2分43秒/2007年/日本
少女が自転車に乗っている。
ただそれだけだけど、それだけのことに浸れるから世界は豊になっていく。
Tôt ou tard
Jadwiga Kowalska /5分/2008年/スイス/
アヌシー国際アニメーションフェスティバル2008 入選
昼の世界に住むリスと夜の世界に住むコウモリ。
世界の歯車が狂って、出会わないはずのリスとコウモリが出会ったら…?
Premier voyage(仮題:初めての旅行)
Grégoire Sivan/10分/2007年/フランス/
クレルモン・フェラン国際短編映画祭2008 入選
10か月の娘と二人で旅行することになった新米パパ。
無事に妻の待つ目的地に辿りつくことができるのか?
初めての“二人きり”を体験する新米パパの奮闘記。
Love and War
Fredrik Emilson/14分3秒/2007年/スウェーデン/
アヌシー国際アニメーションフェスティバル2008 入選
戦争によって引き裂かれるパイロットと看護婦の美しくも悲しい愛の物語。
世界初のオペラアニメーション!
「アートアニメーション」という馴染みのないジャンルだけに「お客さんは来て
くれるかしら…」と不安いっぱいでの会場。
結果は・・・(アンケートより特に多かったコメントを紹介)
「短いので子供も飽きずに観れてよかった」
「Rebelleがとても楽しくてよかった、目の付け所がよかった」
「素敵な音とともに流れる映像にに引き込まれた、ありがとう」
などなど、嬉しいお言葉が。
次々に埋まっていく会場を眺めながらスタッフ安堵の涙。
そして退場者も少なく、次の「加藤久仁生特集」と2プログラム連続で観られる方も多く
いらっしゃいました。
親子室で小さい子供さんと一緒にゆっくりと鑑賞された方も。
小さな子供と一緒ではなかなか映画館に行けないと嘆かれるお母様方のいい気分転換
になられたという話も後日ちらほら。
子供は子供、大人は大人の感性で楽しめるアートアニメーション。
来年度も素敵な作品を紹介できるように頑張りますのでお楽しみに!
素晴らしい作品を提供してくださった監督の皆様、ありがとうございました!
次回は大好評だった「アートアニメーション 加藤久仁生特集」のレポートです!
アヌシーに続き、広島国際アニメーションフェスティバルでも受賞の加藤監督の「つみきのいえ」を
日本初上映しました!
(by Hiroko)
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