短編映画と俳句とopenArt

日本ではあまりなじみのない短編映画。

最近はショートフィルムフェスティバル/短編映画祭も増えてきていますが、それでも知る人ぞ知るという感じで、私が短編映画祭の企画を持ち込んだとある機関でも「短編小説」と何故か言われてしまう始末・・・

私が当たり前に「短編、短編」と連発しても興味のない人、知らない人には「?」もしくは「短編小説」なんでしょう。短編小説も好きですけどね。

さて、短編「映画」業界。世界では「自由な表現の場所」として短編映画たるジャンルが確立しています。アイデア次第、低予算で作れるので主に若手クリエーターの表現の場となっているのです。

長編制作の前の準備段階、名刺代わりの短編という位置づけも否定できませんが、商業ベースではないぶん、個人の自由な発想で表現できるので、長編を撮っているプロの監督が短編制作をすることもあるのです。

自由で、個性的で気軽。それが短編映画の魅力なのです。
15分、いや、5分の中にもいろんな魅力がぎゅっと凝縮されて詰まっているのです。

あるフランス人短編監督が「短編とは日本の俳句のようなものなんだ」と言っていた。
なるほど。

さて、こんな短編を愛し、日本の短編業界を活性化しようと日夜努力を惜しまないのが、去年の上映会で作品を提供してくれたopenArt(Gauguins international)。

http://www.open-art.tv/

日本の若手監督を発掘し、世界に発信。
はたまた、フランスにも支社を持つこの会社は欧州を飛び回って様々なフェスティバルに参加し、世界各国の短編映画を日本に持ち帰っているのであります。

まさしく、日本の短編映画親善大使。

短編好きには必須のサイトです。一度覗いて見てください。

お城祭り上映会では公募作品とあわせてopenArtプログラムも上映する予定です。

楽しみにしてくださいね。

(Hiroko)


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Posted on 2007年06月11日│コメント(0)

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