Naked Ape/猿の惑星:人類の進化の果ては?
パリ事務所のHirokoです。
一瞬冬?と思うほど寒かったパリですが、最近は、秋らしい天気が続いてほっとし、Velibに乗って、軽快にパリを走り回っております。
そして、自転車に乗っていると思い出すのが高校時代。
毎日お城の横を通って自転車通学していたのですが、いつもその時だけは前を見ずに上(お城)を見て通っていました。(危ないので良い子の皆さんは真似しないでくださいね。)
時間ごと、季節ごとに変わる姫路城の美しさ。世界遺産を毎日堪能できるなんてなんて贅沢!
延暦寺の写真にもうっとりしてしまいましたが、日本の建築物は自然との調和を考えて造られているので、四季折々の美しさがありますよね。
レンタサイクルもあるそうですし、普段車の方もたまには自転車に乗って、お城付近を散策されてみてはいかがですか?
さてさて、本題。今回はパリ通信とは別に、ショートフィルム通信をお送りいたします。
記念すべき第一回を飾るのは、仏独共同出資の芸術文化放送局ARTEの短編映画専門番組COURT CIRCUITで放映された作品。
大衆向けというよりは知識層に支持されているテレビ局での放映。
簡単に言っちゃえば、なんやかんやと口うるさいフランス人の中でもさらに口うるさいインテリ層のお目にかなった、つまり、すごいこと!なんです。
Naked Ape 橋本大七監督
この夏の映画祭ではopenArtプログラムで上映させていただきました。openArtのネット上でも配信されていますので、見逃した方は是非!
http://www.open-art.tv/QThtml_file/00515H_M01.html
2分という凝縮された時間で人類の進化?退化?を見事に描ききった本作品の監督は神戸芸術工科大学の卒業生!神戸というだけでさらに応援したくなってしまいました^^。
ARTEだけでなく、各国の映画祭などからもオファーがきている本作品。将来が楽しみですね。
ちなみに、猿つながりで・・・「猿の惑星」のお話。
実はこの夏のバカンス中の私の愛読書は「猿の惑星」。バカンス直前に偶然手にして、読み始めたのですが、意外なエピソードが。フランス人作家ピエール・ブールが書いた本作品、実は作者のアジアでの捕虜経験がもとになっているって知ってました?
白人の作者が有色人種(=>猿)のアジア人の捕虜になり”屈辱的な経験”を受けたとか…。しかも日本兵だったそうです、そのアジア人…。
あの名作の誕生秘話がこれか…と。複雑な心境ですが、ま、原作のほうは映画よりも奥が深く(たいていがそうなんですが)、しかもラストは映画とは全く違って、あの「自由の女神」ではありませんでした。
もっと地味ですが、ずし~~~んとくる衝撃度合は同じかな。
まあ、フランス人作家なんだから、あのシーンがあったとしても、エッフェル塔になるんでしょうかね。
でもさすが、ハリウッド!と感心。映画的にはあのシーンのほうが視覚的に衝撃大でマル。
しかし、原作を読んでみて、改めて感じたのは、辛辣な人間社会への批判。
進化か退化か?
我らが祖先、猿はどう思ってるんでしょうかね。人間社会を。
小説のように、いつか猿類の反乱がおきて逆転しちゃうんでしょうかね。
久しぶりに読んだSF作品。
良質のSFは深いですね…。
(Hiroko)
一瞬冬?と思うほど寒かったパリですが、最近は、秋らしい天気が続いてほっとし、Velibに乗って、軽快にパリを走り回っております。
そして、自転車に乗っていると思い出すのが高校時代。
毎日お城の横を通って自転車通学していたのですが、いつもその時だけは前を見ずに上(お城)を見て通っていました。(危ないので良い子の皆さんは真似しないでくださいね。)
時間ごと、季節ごとに変わる姫路城の美しさ。世界遺産を毎日堪能できるなんてなんて贅沢!
延暦寺の写真にもうっとりしてしまいましたが、日本の建築物は自然との調和を考えて造られているので、四季折々の美しさがありますよね。
レンタサイクルもあるそうですし、普段車の方もたまには自転車に乗って、お城付近を散策されてみてはいかがですか?
さてさて、本題。今回はパリ通信とは別に、ショートフィルム通信をお送りいたします。
記念すべき第一回を飾るのは、仏独共同出資の芸術文化放送局ARTEの短編映画専門番組COURT CIRCUITで放映された作品。
大衆向けというよりは知識層に支持されているテレビ局での放映。
簡単に言っちゃえば、なんやかんやと口うるさいフランス人の中でもさらに口うるさいインテリ層のお目にかなった、つまり、すごいこと!なんです。
Naked Ape 橋本大七監督
この夏の映画祭ではopenArtプログラムで上映させていただきました。openArtのネット上でも配信されていますので、見逃した方は是非!
http://www.open-art.tv/QThtml_file/00515H_M01.html
2分という凝縮された時間で人類の進化?退化?を見事に描ききった本作品の監督は神戸芸術工科大学の卒業生!神戸というだけでさらに応援したくなってしまいました^^。
ARTEだけでなく、各国の映画祭などからもオファーがきている本作品。将来が楽しみですね。
ちなみに、猿つながりで・・・「猿の惑星」のお話。
実はこの夏のバカンス中の私の愛読書は「猿の惑星」。バカンス直前に偶然手にして、読み始めたのですが、意外なエピソードが。フランス人作家ピエール・ブールが書いた本作品、実は作者のアジアでの捕虜経験がもとになっているって知ってました?
白人の作者が有色人種(=>猿)のアジア人の捕虜になり”屈辱的な経験”を受けたとか…。しかも日本兵だったそうです、そのアジア人…。
あの名作の誕生秘話がこれか…と。複雑な心境ですが、ま、原作のほうは映画よりも奥が深く(たいていがそうなんですが)、しかもラストは映画とは全く違って、あの「自由の女神」ではありませんでした。
もっと地味ですが、ずし~~~んとくる衝撃度合は同じかな。
まあ、フランス人作家なんだから、あのシーンがあったとしても、エッフェル塔になるんでしょうかね。
でもさすが、ハリウッド!と感心。映画的にはあのシーンのほうが視覚的に衝撃大でマル。
しかし、原作を読んでみて、改めて感じたのは、辛辣な人間社会への批判。
進化か退化か?
我らが祖先、猿はどう思ってるんでしょうかね。人間社会を。
小説のように、いつか猿類の反乱がおきて逆転しちゃうんでしょうかね。
久しぶりに読んだSF作品。
良質のSFは深いですね…。
(Hiroko)
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