ポール・グリモーワールドへ:国際アニメーションデー
さて、何を隠そう10月28日は国際アニメーションデー。
というわけで、毎年10月28日及びその前後に世界各国でアニメーションフェスティバルが開催されます。
なぜ10月28日かというと:
フランスのエミール・レイノー(Emile Reynaud)が、1892年10月28日、パリのグレヴァン博物館にて、自ら発明したテアトル・オプティック(視覚劇場)を用いて、世界で初めてアニメーションを一般公開しました。
国際アニメーションフィルム協会(通称ASIFA、本部はフランス・アヌシー)は、アニメーションの普及と発展を目的として、この記念すべき 10月28 日を「国際アニメーション・デー」と定めたというわけです。
というわけで、本家フランスでも各地でアニメーションフェスティバルが開催されています。
で、土曜日にポール・グリモーとそのお弟子さん?達の回顧上映「ギャラクシー ポール・グリモー」に行ってきました。
ジブリの宮崎・高畑両氏に多大なる影響を与えた監督(代表作「王と鳥」は必見!)として日本でも有名なグリモー氏の回顧上映とあって、、、いや~客年齢高すぎ^^
まあ、この客層の意味は後ほどわかるのですが。。。
グリモー氏のいわゆる短編作品は、「避雷針泥棒」(Le Voleur de paratonnerres, 1944年)のみで後は彼が制作したCM2本。「木炭」と「ロト(宝くじ)」のCMなのですが、ユーモアたっぷり、シンプルながらも素晴らしい作画、と立派なグリモー作品。
このお宝映像、なんとか持ってこれないかな~と考えてたら、お次は、お弟子さんというか、グリモースタジオの扉をたたいてアニメーションの世界に入り、現在も現役で活躍する監督たちの作品上映。
ゲストとして多数来場されていて、しかも「グリモーファミリー」と司会者自ら(このお方もグリモー氏の友人&グリモー研究者)呼ぶ関係者がわんさか。なるほどの客層。(私の横もファミリーの一員、パペットアニメのJean Manuel M.Cpsta氏!)
計11作の上映作品のうち、8作はこのグリモーファミリーの監督さんたちの作品(大部分はグリモー氏プロデュース)。
どの作品もグリモー氏の影響が感じられるものの、それぞれのスタイルを確立していて個性溢れる秀作ばかり。
特に日本でも何度か上映されているジャン・フランソワ・ランギオニー監督(山村浩二監督のお墨付き)の「ノアの方舟」と、エミール・ブルジェ監督(「王と鳥」の助監督)の「La tete(頭)」のシュールでちょっと不気味で美しい世界に魅了されました。
音楽も最高です。
詳しい作品紹介はまた後日…、というか上映したい!
グリモーファンはもちろんのこと、「ファンタスティック・プラネット」のルネ・ラルーや、ルネ・マルグリットやダリの世界観が好きな方にもお勧め。いや、アートアニメーション好きの皆さんに!アートが好きな方も!ただ美しいものが好きな方も!
こちら右が私の一番のお気に入り、ジャン・フランソワ・ラギオニー監督。
彼の作品のひとつ「Une bombe par hasard」はこちらでお試しあれ。
ちなみに、日本でのアニメーションデー関連のイベント詳細は下記のHPをご参照ください。
http://asifa.jp/
東京、広島でイベントが開催される模様。
皆さんもこの機会にアートアニメーションをお楽しみください!
(Hiroko)
というわけで、毎年10月28日及びその前後に世界各国でアニメーションフェスティバルが開催されます。
なぜ10月28日かというと:
フランスのエミール・レイノー(Emile Reynaud)が、1892年10月28日、パリのグレヴァン博物館にて、自ら発明したテアトル・オプティック(視覚劇場)を用いて、世界で初めてアニメーションを一般公開しました。
国際アニメーションフィルム協会(通称ASIFA、本部はフランス・アヌシー)は、アニメーションの普及と発展を目的として、この記念すべき 10月28 日を「国際アニメーション・デー」と定めたというわけです。
というわけで、本家フランスでも各地でアニメーションフェスティバルが開催されています。
で、土曜日にポール・グリモーとそのお弟子さん?達の回顧上映「ギャラクシー ポール・グリモー」に行ってきました。
ジブリの宮崎・高畑両氏に多大なる影響を与えた監督(代表作「王と鳥」は必見!)として日本でも有名なグリモー氏の回顧上映とあって、、、いや~客年齢高すぎ^^
まあ、この客層の意味は後ほどわかるのですが。。。
グリモー氏のいわゆる短編作品は、「避雷針泥棒」(Le Voleur de paratonnerres, 1944年)のみで後は彼が制作したCM2本。「木炭」と「ロト(宝くじ)」のCMなのですが、ユーモアたっぷり、シンプルながらも素晴らしい作画、と立派なグリモー作品。
このお宝映像、なんとか持ってこれないかな~と考えてたら、お次は、お弟子さんというか、グリモースタジオの扉をたたいてアニメーションの世界に入り、現在も現役で活躍する監督たちの作品上映。
ゲストとして多数来場されていて、しかも「グリモーファミリー」と司会者自ら(このお方もグリモー氏の友人&グリモー研究者)呼ぶ関係者がわんさか。なるほどの客層。(私の横もファミリーの一員、パペットアニメのJean Manuel M.Cpsta氏!)
計11作の上映作品のうち、8作はこのグリモーファミリーの監督さんたちの作品(大部分はグリモー氏プロデュース)。
どの作品もグリモー氏の影響が感じられるものの、それぞれのスタイルを確立していて個性溢れる秀作ばかり。
特に日本でも何度か上映されているジャン・フランソワ・ランギオニー監督(山村浩二監督のお墨付き)の「ノアの方舟」と、エミール・ブルジェ監督(「王と鳥」の助監督)の「La tete(頭)」のシュールでちょっと不気味で美しい世界に魅了されました。
音楽も最高です。
詳しい作品紹介はまた後日…、というか上映したい!
グリモーファンはもちろんのこと、「ファンタスティック・プラネット」のルネ・ラルーや、ルネ・マルグリットやダリの世界観が好きな方にもお勧め。いや、アートアニメーション好きの皆さんに!アートが好きな方も!ただ美しいものが好きな方も!
こちら右が私の一番のお気に入り、ジャン・フランソワ・ラギオニー監督。
彼の作品のひとつ「Une bombe par hasard」はこちらでお試しあれ。
ちなみに、日本でのアニメーションデー関連のイベント詳細は下記のHPをご参照ください。
http://asifa.jp/
東京、広島でイベントが開催される模様。
皆さんもこの機会にアートアニメーションをお楽しみください!
(Hiroko)
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