パリ事務所便り

月夜の上映会 (2007年09月30日付け)

KAO.ちゃんの美味しそう~~なイタリアンによだれをたらしつつ、昨日、中華街で買出しをして鍋をしてしまったhirokoです。
寒いパリ。今日、明日と20度くらいまで上がるみたいですが、ここ数日は寒かった。

国会図書館たるものが関西にできてたんですね。贅沢な作りはさすがですな。

実は我が家の近くにもフランスの国立図書館があります。こちらもとっても贅沢。建物もパリには珍しく超近代的。このレポートはまた後日…。だってまだ行ってないんだもん…。前の家からは遠かったんだもん。有料なんだもん。

さて、日本と違って夏はと~~~~っくの昔に終わってしまったパリ。1か月前にそのパリの夏の最後を飾る映画イベントに参加してきたので季節外れになる前にご紹介!
ヒンヤリとした私のアパート(旧建築なので外より寒いのです…)で夏気分を盛り上げるための一曲はこれ!80年代後半~90年代前半のバンドブームに思いっきりのってた私。最近Youtubeで検索しまくりです。

ああ、懐かしき哉、わが青春時代…。BGMにどうぞ。今聞くと「若かった・・・」と思うバンドも多いのですがthe boomはうまかったな…と。今聞いてもいけると思いません?

http://www.youtube.com/watch?v=VrPoeGYINsA



さて、本題に戻り。openArtの仕事がらみで招待されたこのイベント。シルエットというアソシエーションが開催している短編映画の野外上映イベントです。イベントの詳細はこちらで。
http://openart.de-blog.jp/openart/2007/08/openart_6d5f.html#more

パリ19区にある素敵なButtes Chaumont公園での野外フェスティバルで、なんと無料!短編好きのボランティアが集まって8夜に渡って開催される当イベントはタダ好き、イベント好き、野外好きのパリジャン、パリジェンヌに愛されていて連夜2000人近くの観客を集めているとか。



そう、このフェスティバルの国際コンペに見事ノミネートされたのは、EDHのopenArtプログラムでも上映した平林監督の「ドロン」!観客の反応を見守りつつパチパチと写真を撮り続ける私はかなり怪しかったのですが、「ドロン」はここでも大好評。みんな大爆笑。手を叩きながら大笑い、日本人なら笑わないとこまで笑ってくれてました。途中退場もなし。



ちょっとわかりにくいですが(ていうか全然見えない?)、おっきなスクリーンの上には月、紫がかった空にはパリの建物の影、また建物の窓からは家の光がもれて…とかなりロマンチックなシチュエーション。芝生にそのまま座ったり、準備のいい人はレジャーシート、毛布なんかも用意して…とちょっとしたピクニック。

8時~9時はライブ、9時から上映なので仕事帰りに寄る人も多数。近所の浮浪者の人たちも、ヒッピーさんも集まってお酒を飲みながら楽しんでました。



運営資金は、こちらでのドリンク・軽食・グッズ販売とパリ市からの場所提供、その他企業の上映機材の無料提供などでまかなっているとか。

9月の1週目とは言え夜は冷え込むパリ。私は主催者と話をした後、「ドロン」の上映終了を待って帰宅。この時点で23時。
もっと観たかったのですが寒がりの私は地べたに座るなんてとんでもない…。来年は毛布持参で来ないと…。

しかし、平均2000人って!

「無料は確かにきついけど、にこだわっているのは、できるだけ多くの人に短編を観る機会を与えたいから、面白さを分かってほしいから」と。

あっぱれ!

今年はスケジュールの関係でCafe Tenさんの海辺のイベントには参加できませんでしたが、やっぱり夏!野外イベント!ですよね~。楽しそう。っていうか、楽しかったな。ドタバタだったけど^^

以上、パリのイベント情報でした!

次回は私も建物いってみようかな。

(Hiroko)


  

Posted on 2007年09月30日 │コメント(0)

パリでお昼ごはん①~マレ地区編~ (2007年09月19日付け)

先週までの暑さが嘘みたいで昨日からめっきり冷え込んできました。

温泉ならぬ、ハマムで温まろうかな…。

さて、待望(?)のグルメ編!
安く、美味しく、楽しく食事できるお店を紹介していきます。パリ滞在の参考にしてくださいませ。

第一回は、先週末に行ったマレ地区のお店。マレと言えばユダヤ人街、ユダヤ人街と言えばファラフェル!(美味しい~~~)なのですが、連れに却下されなき、お勧めというお店に連れていかれました。しかしこれが美味。



カマンベールとクルミのタルティーヌ。特にチーズファンではないのですが、濃厚な本場のチーズ(今時フロマージュと言った方がいいのかしら?)。やっぱり食べると美味しいですわ。

ちなみにカマンベール、ジャムと食べるのもいいですね。こちらで目覚めたチーズ&ジャム。クセのある山羊のチーズなんかも甘ーいジャムと食べると最高!

そしてこちら。



牛肉のタルタル(ユッケみたいなもんですね)の上にパルメザンチーズをスライス。タルタルステーキは「生肉の塊!」って感じで食べれないのですが、ここまで細かくしてあってパルメザンも一緒だとカルパッチョに近い感じで生でもOK。牛刺しは普通に食べれるので生はいけるはずなんだけど、こっちの牛肉のタルタルステーキ。なんかエグクないですか?

イタリアンレストランでもそうですが、牛肉のカルパッチョとパルメザン、合うんですよね。

これにカボチャのポタージュと搾りたてオレンジジュースで栄養バランスばっちり?パンはもちろんBIOです。

お値段もお手頃。タルティーヌは7E位~、スープは4.5Eだったかな。

お店の感じはこちら。



Le pain quotidien, 20 rue des Archives 75004

この道をまっすぐ行くと何でもそろう庶民派デパートBHV、パリ市庁舎なんかがあります。

チェーン展開してるのでパリでも数件見かけるけど店によってメニューが違うので要注意。どこもサラダ&タルティーヌって感じのヘルシーメニューで失敗はないですが、私のお勧めはココ。残念ながらうちの近所のムフタール通りのはいたって普通です…。

HPはこちら。

http://www.lepainquotidien.com/

ブランチ・ランチに最適のお店です。プチ・デジュネ(朝ごはん)セットも超お勧め!このお話はまた今度…

(Hiroko)  

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テクノ パレード in Paris (2007年09月16日付け)

ご無沙汰しておりました。

パリ事務所のHirokoです。

パリ事務所というと聞こえがいいのですが、ただ単に主催者の一人がパリ在住と言うだけの話…。

次のフェスティバルの準備はぼちぼち進めているのですが、まだ事務段階、そんな話をしてもあまり面白くないので、暫くは姫路事務所のKAOくんと一緒に「パリ・姫路便り」を発信!

映画のことはもちろん、パリの面白イベント、ご飯・カフェ事情etc. なんやかんやと綴っていきたいと思います。

パリ情報をお探しの方、好奇心旺盛な方、偶然このブログに辿り着いてしまった方、とにかく楽しんでいただければと思います。
そして、 ついでに短編映画の記事も覗いてもらえれば…というのが目論見だったり(笑)

さて、記念すべき第一回(本当の意味でのパリ便り)はテクノ・パレードについて。

今年、第10回目を迎える「テクノパレード」。テクノ音楽ガンガンで市内を練り歩くアレですね。


土曜の正午12時過ぎ、バスチーユのメトロを降りると上から響く重低音…。「もしや・・・」と思い地上に上がると…



こんな感じでわらわらとツンツン頭の若人たちが集っていた。
私たちの目的は隣のマレ地区でのショッピングだったので、後ろ髪をひかれつつもバスチーユ広場を後にする。しかし、この「テクノ・パレード」、昔、元気一杯の、パリ在住一年目には勢い勇んで参加したものです(遠い目)

今年は偶然遭遇してしまったわけですが…相変わらずのパリジャン・パリジェンヌ。



革命の火蓋が切って落とされたこの場所が今や、様々なイベント、またデモ行進などの発着場所になってたりする。
「天使の塔」に登っちゃって怒られないのかな…と毎回思う私はかなり小市民。でもあそこで踊るの気持ちよさそー。

ここからDJとダンサー?を乗せた花車?が出発。その後を踊りながらついていく若者たち。(実は数年前のゲイ・パレードの時は私もやりました…。楽しかったなあ。ゲイ=テクノってわけでもないけど、ゲイ・パレードの時もテクノが主流)



パリ市庁舎前の通り。今年は追いかけたのではなく、追いかけられ…2時間後に再び遭遇。近くで食事中でしたが、呆れる連れを尻目に、音につられて一瞬参加。



今年は「エコロジー」がテーマだそうで、こんなのも。



分別収集を呼び掛けているのですが…。
「テクノとエコロジーって…」と突っ込みたくなりますが、そこがパリのいいところ。お祭りばっかやってるイメージがあるけど、でもちゃんと社会奉仕もしてるんですよ!クネクネ踊りながらもちゃんとメッセージを伝えることを忘れない。偉いぞ!(といいつつ、奉仕活動にかこつけてお祭りしてる感も無きにしも非ず…だが。)



警察もかなり寛容?


そして、私たちがいたバスチーユの隣のマレ地区。
古い貴族のお屋敷が点在するシックなこの地域では「文化遺産の日」イベントとして、歴史的建造物の一般公開が。





客層は違えど、こちらもかなりの賑わい。お洒落なショッピング地区、そしてゲイ地区としても(ゲイ=お洒落)有名なマレも人、人、人、でごった返し。

そう言えば、昔、「ゲイ・パレード」の後に行きついたのもココ、マレ地区。普段以上の熱気ムンムン。男、男、男でごった返したマレ地区で道に迷った日本人女性二人(かなり場違い?)を優しく導いてくれたゲイのお兄さん。

あれだけ男性に囲まれていたのに、安心感100%の夜の路上。不思議な夜だった…。

なにはともあれ、「テクノパレード」と「エコロジー」と「文化遺産の日」が共存するパリの懐の深さに改めて感心。


さ、久しぶりにテクノを聞いたので今日はテクノを聞いてお掃除しようっと!あ、もちろん、大人のテクノね。(ってそんなのあるのかなあ…)

次回はマレのグルメ情報。お楽しみに!

(Hiroko)









  

Posted on 2007年09月16日 │コメント(2)

寒いパリから… (2007年08月10日付け)

主催者の一人、このブログを書いている私はパリ在住でありまして。

8月4日終了後、できる限りの後始末をして、7日の朝に慌ただしく日本を発ちました。(あとはskype、メイルで活動しまっせ!ああ、インターネットさままさです。)

いろんな意味で熱かった姫路の夏を思い出しながらここさぶーーーいパリでブログを書いております。気温何度だろ20度はきってるな。あんまり寒いんで日本に発つ前(7月頭)にクリーニングに出したウールの分厚いセーターを着てしまった…。8月なのに。家の中なのに。

フランス滞在初年度は”季節感”にとらわれて、いくら寒くても夏は夏らしい格好をしていた。
でも回りを見渡せば8月で革ジャンもあり。あ。ここはフランス。何でもありなんだ。

と言うわけで今年も7月頭にブーツはいてました。もちろん私だけじゃないわよん。

今年買ったワンピは日本でのみ活躍か?
それとも明日は30度を超すのか?

全く読めないフランスの夏。

来られる予定のある方は服装に気をつけて…

フェスティバルに関係なくてすみません。あまりに寒いもんで…。

(Hiroko)  

Posted on 2007年08月10日 │コメント(0)